農機具の型式の調べ方|型式からわかることや必要になる場面を解説

更新日2023年10月09日

農機具の型式の調べ方|型式からわかることや必要になる場面を解説

 

型式とは

 

型式とは、製品の型(モデル)を識別するための番号のことで、主に英数字の並びで表記されています

正式には「型式番号」といい、「型式」「型番」などと省略されて言われることが多く、農機具では主に「型式」と呼ぶことが多いです

例)

・クボタコンバイン「AR218」

・ヤンマートラクター「EF330V」

・イセキ田植機「PQZ43」など

 

型式がわかると

ノートパソコンを指さす女性

 

農機具を特定できる

型式は、製品のモデルを判別できるように付けられているため、同じ種類やジャンルの製品の間では、型式が被ることはほぼありません。(ごく稀ですが被ることもあります)

そのため、インターネットで型式を入力し検索すると、農機具を特定することが可能です。

その製品の情報や画像を見つけることができるので、購入・売却を検討する際の情報収集などにも役立ちます。

 

農機具の年式がわかる

クボタやヤンマーなどのメーカーのホームページでは、型式から年式を調べることができます。「販売年度検索」などのページがあり、そこで型式を入力し検索することで簡単に年式がわかります。

年式は、製品の製造年のことで、部品の供給期間の把握や、中古で農機具を購入する時の参考にするために調べることがあります。

▼トラクターの年式についての記事はコチラ

トラクターの年式の調べ方や必要な場面を解説!

 

農機具の馬力がわかる

型式は、無意味な英数字の羅列に見えますが、実は意味を持っている場合が多いのをご存じでしょうか。

製品の種類によって型式が表しているものは様々ですが、トラクターやコンバインなどの農機具の場合では「馬力」を表しているものが多いです。

例えば、クボタのトラクター「GL21」なら、「GLシリーズの21馬力」というように、数字の部分が馬力を表しています。

また、ヤンマーのトラクター「YT470」では、470馬力、ではなく、この型式の場合は「YT4シリーズの70馬力」となっています。

このように、表示のパターンはメーカーや機種によって異なります。

 

ちなみに、コンバインでは「刈取条数」、田植機では「植付条数」が型式に入っているものもあり、型式から読み取ることができます。

例)

・イセキコンバイン「HFG435G」 ⇨ 「4条刈り」+「35馬力」

・ヤンマー田植機「YR8D」 ⇨ 「8条植え」

 

農機具の型式の調べ方

 

農機具の外装を確認する

実際に農機具を見て、型式を確認する方法が一番早くて簡単です

農機具の多くは、農機具の外装の側面や目に付く場所に英数字が表記されていて、こちらが型式となる場合が多いです。(古い機種や一部の機種には表記がなかったり、外装の傷等によっては読み取りづらい場合があります。)

英数字を見つけたらインターネットで検索して、同じ農機具が出てくるかどうか確認してみると良いでしょう。

クボタのトラクターL1-195

⇧この場合は「L1-195」が型式

クボタのコンバインSR25

⇧この場合は「SR-25」が型式

 

農機具に張られているプレートやシールを確認する

農機具には、型式、製造元、製造番号(車体番号)などが記載された金属のプレートやシールが貼られています

このプレートは「コーションプレート」といい、こちらを確認することで型式を知ることができます。

また、コーションプレートにはシールタイプのものがありますが記載内容は同じです。

ただ、シールタイプのほうは経年劣化や洗浄の際に剥がれてしまう恐れがあるため、管理には十分に注意してください

そして、プレートやシールが貼られている場所は、主に座席の周りや足元付近、タイヤ付近のフレームなどになりますが機種によって様々です。

目立ちにくい場所にあることが多いので、見つけづらいのが難点ですが、こちらの方法は確実なのでぜひ確認してみてください。

クボタの田植機EP4の製造番号プレート

⇧この場合は「EP4」が型式

ヤンマーのトラクターAF-270の製造番号プレート

⇧この場合は「AF-270」が型式

※防犯のため製造番号は伏せています。

 

その他に農機具の型式を調べる方法は、取扱説明書を確認することでもわかりますが、なくされている人もいるかと思います。

そんな時は、お手持ちの農機具を直接確認する上記の方法が、手っ取り早く簡単でオススメです。

 

型式が必要になる場面

虫眼鏡

 

農機具を査定・買取してもらう時

普段、農機具を使用していく中で型式が必要な場面はほとんどありませんが、農機具の売却を考えた時に、買取業者などで査定依頼をするときには型式が必要になってきます

基本的に査定をするためには、メーカー名、機種(トラクターなど)、型式、使用時間、動作状況や状態などの情報が必要です。

特に、型式は農機具を特定するのに重要な情報で、それから使用時間や状態などを加味して査定額を出すことができるようになります。

農機具ごとに中古価格は異なるため、買取業者はまずどの農機具なのかを把握することが必要不可欠なのです。

もし農機具が特定できないと、ある程度価格を絞った査定額を提示することができないので、見積りを出してもらいたい場合は注意しましょう

問い合わせの際、電話で型式を伝えるかメールやLINEでなら型式を写した写真を送ることで、スムーズに正確な査定をしてもらえますので、あらかじめ型式を確認しておきましょう。

 

 

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