更新日2023年10月05日
トラクターを売るには、農機具専門の買取業者に買い取りをしてもらう方法があります。複雑な手間はかからず、トラクターを簡単に売却できるのでオススメの方法です。
そして、トラクターは種類や様々な状況によって買取価格が大きく変わります。
みなさんは、どんなトラクターが高く売れるのかご存じでしょうか?
今回は、具体的にどのようなものが買取価格の高いトラクターとなるのか、その特徴をご紹介させていただきます。また、少しでも高くトラクターを売る方法もご紹介していますので、ぜひご参考ください。
高馬力のトラクターは、もともとの価格が非常に高い農機具です。新品では「馬力×10万円」、中古では「馬力×3万円~4万円」が価格の目安とも言われていて、馬力と価格の関係性は大きいものになります。
そして、トラクターは高い馬力になればなるほどサイズは大きくなり、性能などが高いものとなるので、馬力が小さいトラクターと比べると必然的に買取価格は高くなります。
ですが、高馬力でないと全く高く売れないというわけではありません。
例えば、国内では「20馬力~40馬力」ほどのトラクターに高い人気があります。これは日本の農家が、小規模~中規模農家が多いことに関係しています。そのため、この馬力帯のトラクターは国内の需要が高く、買取価格も高い傾向にあるというわけです。
馬力の高さだけでなく、需要のある馬力のトラクターなら高い買取価格に期待ができます。
前述したように、需要があるものであればトラクターの買取価格は高くなります。それは、トラクターのメーカーやシリーズでも同様です。
日本で使用されているトラクターのほとんどが国内のメーカーで、農機具のトップシェアを誇るクボタをはじめ、ヤンマー、イセキ、三菱マヒンドラ農機(三菱農機)の4社のトラクターが主に使用されていて高い人気があります。
やはり国産ということだけあって、機能性、耐久性、安全性などが高く、アフターサービスも充実していて安心感があり選ばれています。
▼国内メーカーの人気中古トラクター
「クボタ」
GLシリーズ、KLシリーズ、GBシリーズなど
「ヤンマー」
AFシリーズ、EGシリーズ、EFシリーズなど
「イセキ」
ATシリーズ、THシリーズ、TMシリーズなど
「三菱マヒンドラ農機(三菱農機)」
MTシリーズ、GOシリーズなど
年式は、トラクターの中古相場に影響する要因の一つで、新しい年式のものほど買取価格は高くなります。
新しい年式のトラクターということは、性能面や操作性、燃費などが向上しているシリーズとなり評価が高いため、中古相場では高い価格帯となります。
また、使用年月が少ないことの証明にもなるので、トラクターの故障のリスクが少ないと判断もできます。
もちろん、古い年式でも高値が付くトラクターはありますが、全体の買取価格としては新しい年式のトラクターのほうが高い買取価格となります。
使用時間はトラクターの買取価格に影響を与えます。
トラクターには、トラクターを使用した(稼働させた)時間を計測する「アワーメーター」が備わっており、アワーメーターを確認することで使用時間がわかるようになっています。
アワーメーターは、自動車でいうところの「走行距離を計測するオドメーター」のような立ち位置のもので、トラクターの寿命のバロメーターとしての役割もあります。
そして、買取価格に影響を受けやすい使用時間のボーダーラインとなるのが「1,000時間」です。
この1,000時間というのは、オイル漏れだったり、キャビンのエアコンの故障だったり、トラクターに何かしらの不具合が出る頃合いになります。
そのため、1,000時間以内のトラクターのほうが評価が高く、使用時間は少なければ少ないほど買取価格も高くなります。
ただし、馬力の大きさや日ごろのメンテナンスによっては、1,000時間を超えていても問題なく高い買取価格となるトラクターもありますので、あくまでこれは一つの目安ということでご参考ください。
正常に動作し、破損や劣化といったダメージが少ないほど買取価格は高くなります。当然といえば当然ですね。
しかし、逆を言うと、故障し動かない状態となってしまえば買取価格は大きく下がってしまうことになります。
高く買取をしてもらうには、日ごろから点検や部品交換を行い、正常に動作する状態を保つことが必要です。
ちなみに、トラクターを使用していく中で傷一つ付けないというのはほぼ不可能なことです。故障ではなく、多少のダメージ程度であれば買取価格への影響は少ないのでご安心ください。
新しい年式ほど買取価格が高いトラクターですが、20年、30年以上前に製造されたトラクターでもあきらめてはいけません。
農機具の中でもトラクターは、古くても値段が付きやすいものなので高い買取価格になることがあります。
特に古い日本のトラクターは、国内よりも海外のほうが需要が高い傾向にあります。
買取業者は古いトラクターの販売先として海外を選んでいる場合が多く、中古トラクターはアジアなどの新興国やヨーロッパを中心に輸出しています。
日本製のトラクターは、壊れにくく耐久性が高いと海外でも高く評価されていて人気があります。
なぜ、海外では古いトラクターなのか?
これには理由があります。古いトラクターと新しいトラクターでは構造に大きな違いがあります。
新しいトラクターは多機能なものが多く、一部コンピュータで制御されている部分があり修理が複雑なため、故障した場合にはメーカーなどに頼まなくてはいけません。
それに対して、古いトラクターはシンプルな構造のため、万が一壊れても修理が比較的容易なことから、価格もより手頃な中古の古いトラクターが選ばれているわけになります。
不動のトラクターと正常に動くトラクターとでは、どうしても買取価格に大きな差が生まれてしまいます。
しかし、動かなくなったトラクターでも、思わぬ高値で買取してもらえることがあります。
特に、「買取価格が高いトラクターの特徴」に当てはまるものが一つでもあればチャンス有りです。
中古品の価値や価格はあらゆる状況を総合して決まるものなので、動かないから全てがダメというわけではありません。
故障しているからといってあきらめている方は、一度査定に出してみてはいかがでしょうか。
トラクターに限らず農機具などの機械は、まずは正常に作動するかが高く売るための大きなポイントになります。
そのためには、日ごろから点検・部品交換などのメンテナンスを行い、良好な状態を保っておくことがとても大切です。
また、しばらく使わなくなったトラクターの場合、定期的にエンジンをかけ動作確認をしておくこともおすすめします。(1カ月に1度程度)
長い間放置したままだと「以前は動いていたのに売却時には動かなかった」という事態になることも珍しくありません。
売却を予定しているなら、トラクターの状態を気にかけておきましょう。
中古品にとって見た目も重要なポイントです。
もし、同じ型式・状態・価格のトラクターがあった場合、きれいなものと汚れたものが並んでいたら、あなたならどちらを選びますか?おそらく、ほぼすべての人がきれいなトラクターを選ぶと思います。
実際、そのような場面はなかなかありませんが、それくらい見た目というのは購入する側にとってトラクターの印象を左右するものになります。
これは買取においても同じです。トラクターがきれいなことで状態のチェックがしやすくなったり、買取後の清掃コストの低減などにもつながるため、買取業者は見た目がきれいなほうを高く評価しています。
トラクター全体に付いた土や泥を洗い流したり、ロータリーに絡まった草などを取り除いたりするだけでも効果的です。
高圧洗浄機やエアコンプレッサーなどがあると便利ですが、持ってない場合でもお金をかけずに掃除できますのでぜひ試してみましょう。
多くの農機具の場合、使わなくなった時点で早めに売却することが少しでも高く売るポイントになります。
それはなぜかというと、どのようなモノでも使用の有無に限らず時間の経過とともに劣化が進んでしまうからです。
これを「経年劣化」といいます。気温の変化、雨風、日照、湿気、汚れなどが経年劣化の原因となるため避けることはできません。
そして、経年劣化の他に注目してほしいことがもう一つ。それは「年式」です。
年式はトラクターの製造年のことで、売却しないまま長年放置し続けることで年式はどんどん古くなってしまいます。
年式が古くなるとトラクターの部品が手に入りづらくなることがあり、中古価格が下がる要因の一つとなります。
トラクターを使わずに長い間放置し続けることで、これらのようなリスクが生まれてしまうので、買取価格を落とさないためには早めに売却することが重要です。
トラクターを売却するときは、付属品も一緒に売却を検討してみましょう。
付属品にはトラクターの作業機(アタッチメント)や取扱説明書なども含みます。
作業機を一緒に売却するともちろん買取価格がアップし、取扱説明書も業者によっては買取価格におまけしてくれる場合もあります。
また、検査記録は修理内容、部品交換の履歴などが一目でわかるもので、メンテナンスがしっかりと行われている証明にもなり、トラクターの評価が高くなります。
トラクターの検査記録を保管している場合は、買取価格がアップする可能性があるので出張査定の時に提示してみましょう。
トラクターを高く売るためには、こちらが最も重要なポイントになります。
相見積もり(あいみつもり)とは、複数の買取業者に査定の依頼をして見積もりを出してもらうことです。
見積りの金額は業者によって変わるため、買取価格に大きな差が出る場合があります。
問い合わせる業者の数は「最低でも3社~」は比べておきたいところです。
できるだけ多くの業者で見積りを出してもらうことで、売却するトラクターの相場がわかり比較しやすくなります。
多少の手間と時間がかかりますが、相見積もりを取ることで一番見積りの高い業者を選ぶことができるので、少しでも高く売りたいと思った方は複数の業者に問い合わせてみましょう。
「買取価格が高いトラクターの特徴」は5つ。
・高い馬力や需要の高い馬力(20~40馬力など)
・人気のある国内メーカーのシリーズ
・新しい年式
・少ない使用時間
・故障などがない良好な状態
そして、上記の特徴がないトラクターでもまだまだ高価買取のチャンスはあります。
今回ご紹介した「トラクターを少しでも高く売る方法」は、今からでもできることですので、ぜひ試してみてください。
農機具買取モノリーフでは、ご不要になったトラクターを高く買取させていただきます。
・豊富な買取実績
・農機具のプロによる査定
・査定や出張買取などのサービス料はすべて無料
・古い年式や故障したトラクターも柔軟に対応
買取が成立とならなかった場合でも、出張費やキャンセル料などはいただいておりませんのでご安心ください。
トラクターのお見積りや出張買取のご相談は、農機具買取モノリーフまでお気軽にお問合せくださいませ。
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代表取締役 道地竜史
農機具買取モノリーフ代表取締役
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