トラクターなどの農機具を賢く処分する方法

更新日2023年06月27日

トラクターなどの農機具を賢く処分する方法

 

・トラクターが壊れた

・買い替えのために今あるトラクターが不要になった

・親から受け継いだトラクターだが自分は使わない

など、様々な理由でトラクターを処分しないといけない場面があるかと思います。

 

今回はトラクターなどの農機具の処分方法についてお話させていただきたいと思います。

 

 

農機具は粗大ごみに出せない?

 

まずはじめに、農機具は粗大ごみとして回収・処理はしてもらうことができません。

 

各自治体では、大型家具や家電などは収集可能ですが、

農機具については「適正処理困難物」に該当するため、収集してもらえないのです。

 

 

「適正処理困難物」とは

 

農機具のようなエンジンやバッテリーを搭載したような大型の機械類を含み、

専門的な技術・設備が必要なため、自治体では処理が難しいもののことをいいます。

 

 

また、前提として、粗大ごみに出せるものの基準は、

一般家庭から出たごみであるかどうかになります。

農業は事業となるため、農機具は粗大ごみとしては出せないのです。

 

 

では、他にどのような方法なら処分できるのか見ていきましょう。

 

トラクターなどを処分する6つの方法

 

・スクラップ買取業者に依頼
・農協(JA)に相談
・下取りに出す
・自分で販売する
・友人・知人に譲る
・買取業者に買取してもらう

それでは、こちらの6つの処分方法について、メリット・デメリットを含めてご紹介します。

 

スクラップ買取業者に依頼

スクラップ買取業者に依頼

 

 

スクラップ買取業者では、トラクターを解体してそれぞれの金属ごとの価格で買取・処分を依頼できます。

 

スクラップ買取業者に依頼するメリット

 

確実に処分できる

故障した農機具の場合、農機具販売店の下取りや農機具買取業者の買取では、お店によっては断られる場合があります。

その点、スクラップ買取業者なら壊れた農機具でも問題なく買取・処分してもらえます。

 

スクラップ買取業者に依頼するデメリット

 

買取額は期待できない

鉄スクラップ1kgあたりの相場は40円~50円程度。

金属の種類やパーツごとに価格は変わりますが、全て売ったとしても高価買取とはなりづらいです。

 

費用の方が高くなる

業者によっては、運送費用や解体費用が別途発生するところがあります。

その場合、買取価格より処分費用の方が高くなるケースもあります。

利用前には、見積りを出してもらい掛かる費用などを必ず確認しましょう。

 

 

壊れた農機具であっても、農機具の種類や業者によっては、高く買取してくれる農機具買取業者はいます。

特にトラクターは、故障していても売却できる可能性は高いです。

スクラップにする方法は、他の処分方法を検討した後で、最終手段として利用することをオススメします。

 

 

農協(JA)に相談

農協(JA)に相談

 

農協(JA)に相談し、処分を依頼できます。

各地域の農協によって対応は様々ですが、トラクターの買取、下取り、引取を行っています。

 

 

農協に依頼するメリット

 

安心して相談できる

農協とは日ごろからの付き合いがあり、信頼できる方は多いのではないでしょうか。

顔も知らない業者に依頼するより、安心感があります。

 

地域貢献ができる

買取などをした中古農機具は、多くはその地域に向けて販売されます。

農協に依頼することで、近隣の農家への手助けと繋がります。

 

農協に依頼するデメリット

 

下取りや買取額は控えめ

農協では、主に地域の農家の方へ向けて農機具を販売しており、販売先はそう多くはありません。

日本全国や外国を相手にしている専門の買取業者にくらべ、中古農機具の買取・販売の強みはないため、買取額にはあまり期待できないのです。

 

 

買取価格に関係なく手放すなら付き合いの長い農協にお願いしたいという方や、
農機具の買い替えを視野に下取りを検討している方にはオススメです。

 

 

下取りに出す

下取りに出す

 

 

一部の農機具販売店や農協(JA)で利用できる下取りによって、トラクターを処分できます。

 

下取りを利用するメリット

 

買い替えがスムーズ

下取りは、中古農機具の処分と新品の購入が同時に手続きできるので、買い替えの際は大幅な手間の短縮になります。

購入・引取・納品など、すべてまとめて済ますことができるので非常に楽で便利です。

 

下取りを利用するデメリット

 

買取価格はあまり期待できない

農機具販売店や農協の多くは、地域の農家に向けた販売が中心で、販売ルートはそう多くはありません。

地域密着で価格競争が生まれにくいため、高い価格で買取しなくても一定数のお客さんは確保できることから、
農機具専門の買取業者より買取価格が安くなることが多いです。

 

 

 

下取りは、手間をかけず買い替えを検討している人にのみメリットがある処分方法といえます。

とはいえ、下取りによる値引きは比較的少ない傾向にあるので、高く売却したい方からすると損をするかもしれません。

失敗しないためには、農機具専門の買取業者の利用も視野に入れ、複数のお店で見積りを出してもらうことをオススメします。

 

 

自分で販売する

自分で販売する

 

 

どこの業者にも依頼をせず、ご自身で売却する方法があります。

主な方法としては、ヤフオク・メルカリなどのネットオークションやフリマ、販売サイトで出品して販売することが可能です。

実際、個人で販売している方は多くいらっしゃいます。

 

自分で販売するメリット

 

最大限高く売れる可能性がある

ご自身で販売することで、業者や販売店に依頼する場合と比べ、販売までに介する業者の数がかなり減ります。

単純計算、そのコスト分が丸々利益となるので、最も高く売れる可能性があるといえます。

 

自由に販売価格を設定できる

ご自身で決めた納得のいく価格で売り出すことができます。

そのため、稀に相場以上の販売価格でもタイミング次第では売れることもあるので、さらに高く売れる可能性もあります。

 

自分で販売するデメリット

 

手間がかかる

業者に丸投げしてない分、すべて自分で準備しなければなりません。

オークションの出品となると、写真撮影、商品の状態の記載、問い合わせの対応、販売ページの管理など、大変手間が掛かります。

 

トラブルが起きる可能性

販売後、購入者からのクレームや配送時のトラブルなど、面倒ごとに巻き込まれる可能性があります。

このようなことが起こった場合には、自分で対応しなければなりません。

 

売れるまで時間がかかる

業者に依頼すると、長くとも1週間以内には買取や引取りなどを行ってくれますが、個人で売る場合はそうはいきません。

自分で値段を高く設定できる分、価格によってはいつまでも売れない、なんてことはよくあります。

適正な相場がわからない方が多いと思いますので、高く売るには時間が必要です。

 

手数料がかかる

出品した商品が売れると、どの販売サイトでも出品・販売手数料などが発生し支払わなければなりません。

おおよそ販売価格の5-10%程度の手数料を取られますので、特に高額な商品の時はかなり持って行かれます。

 

 

自分で販売する方法は、時間や手間がかかってでも、少しでも高く売りたいという人にオススメします。

面倒なことは嫌だ、すぐ売りたいという方は業者に依頼する方がいいでしょう。

 

 

友人・知人に譲る

友人・知人に譲る

 

 

農家仲間の友人・知人に譲る方法があります。

ご近所の農家の方などに譲ったという人は、少なからずいらっしゃるのではないでしょうか。

 

 

友人に譲るメリット

 

簡単に決めれられる

当事者間で自由に譲渡するか決めることができます。

多くの場合、顔を知っている人同士でのやり取りなので、円滑に進められることでしょう。

 

友人に譲るデメリット

 

トラブルのもとになる可能性

金銭のやり取りがあった場合は、金額や支払関係などでもめてしまうことがあります。

また、譲った後すぐに農機具が故障したという事例はよくあり、トラブルの原因にもなります。

 

 

良かれと思って譲っても、友人関係が破綻しては元も子もありません。

口約束で簡単に処分ができてしまう反面、思わぬトラブルが潜んでいます。

譲渡する場合には、事前にお互いにしっかりと話し合うことはもちろん、その後の対応にも十分に注意が必要です。

 

 

買取業者に買取してもらう

買取業者に買取してもらう

 

 

今回、処分方法として一番オススメしたいのが、こちらの「買取業者に買取してもらう」になります。

 

 

買取業者に依頼するメリット

 

申し込みが簡単なこと

電話・LINE・ホームページからの入力フォームなど、様々な方法で申し込みができます。

ご自身のやりやすいもので、問い合わせてみましょう。

 

農機具を店舗に持ち込む手間がないこと

わざわざ店舗までトラクターなどを運び込む必要はありません。

申し込みが済んだら、後は出張買取当日まで自宅で待つだけ。

 

査定料、出張費用が無料

買取業者の多くは、各種サービス料が無料のところが多いです。

そういったところは、各社ホームページに掲載しているので、必ず確認しておきましょう。

 

壊れたものでも買取可能

故障していても、買取をしてくれる業者はあります。

また、農機具の種類や型式によっては、高値になるケースもあります。

 

買取後のトラブルの心配がないこと

売却後の農機具の所有権は買取業者に移ります。

仮にその後トラブルがあったとしても対応するのは買取業者となりますので、安心して売却できます。

 

高く売れる

スクラップ買取業者、農協、農機具販売店を利用する方法に比べ、比較的高く売ることができます。

また、人気や需要のある機種なら、さらなる高値に期待できます。

 

 

買取業者に依頼するデメリット

 

ご自身で売却するより安くなる可能性がある

「自分で売る」方法でも述べた通り、買取業者を介す分のコスト等と考慮すると、ご自身で売却するときに比べ安くなる可能性はあります。

 

 

売却までの手間と売却額の高さのバランスが一番いいのは買取業者による買取になります。

どうせ売るなら楽して高く売りたい

 

 

▼買取業者で買い取ってもらうために必要なこと

 

身分証明書の用意

まず1つ目は、出張買取当日、買取成立時には身分証の提示が必要になります。

これは、古物営業法の規定により、本人確認のため必ず行っております。

提示いただけない場合は、買取はできません。どこの業者に依頼しても同じ対応になります。

 

所有者または名義人の立ち合い

2つ目は、出張買取当日に農機具の所有者の方が立ち会うことが必要です。

どうしても立ち会えない場合は、代理人が立ち会うことが可能です。

その場合、所有者本人への電話確認及び、身分証の用意が必要になります。

ご家族の方であっても、所有者ご本人の承諾が得られなければ、買取不可となりますのでご注意を。

 

メンテナンス状況がわかる書類の提示

そして3つ目、こちらは必ずしも必要なことではありませんが、査定額に影響する可能性がありますのでご紹介します。

メーカー、型式、外装の状態など、見た目でわかる情報は、査定のスタッフが確認すればわかることですが、
一部、内部の状態については、十数分の査定の間では隅々まで見れない場合があります。

そんな時、修理や部品交換の履歴がわかる書類があると、査定額が上がる可能性がありますので、検査履歴などの明細書などは大事に保管しておきましょう。

 

 

まとめ

 

農機具の処分について様々な方法がありますが、最終的には、自分の状況や目的に合った方法で売却することが一番です。

それでも、もし売却方法で迷っている方がいるなら、私は「買取業者に買取してもらう」ことをオススメします。

総合的にみても、比較的簡単で高く売れる可能性があるからです。

買取を利用する際は、買取業者によって査定額に差が出ますので、複数見積りを取るようにすると、少しでもお得に売却することができます。

不要なトラクターなどの農機具の処分を検討中なら、ぜひ利用してみてください。

 

 

 

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この記事を書いた人

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代表取締役 道地竜史
農機具買取モノリーフ代表取締役
皆様が安心してご利用いただけるよう、日々丁寧な対応を心がけております。農機具のことでご相談などがございましたら、お気軽にお問い合わせください。

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