農機具のレンタルはお得!?メリット・デメリット・利用時の注意点を解説

更新日2023年10月14日

農機具のレンタルはお得!?メリット・デメリット・利用時の注意点を解説

 

トラクターなどの農機具は、レンタカーのように必要な時だけレンタルすることができるのをご存じでしょうか。

購入すると非常に高価な農機具ですが、レンタルなら安く借りることができて大変便利です。

今回は、手軽に利用できる農機具のレンタルのメリット・デメリットや利用時の注意点などを解説していきます。

 

こんな人にはレンタルがオススメ

草刈りをする農家

 

・年に数回しか使用しない農機具の購入を迷っている

・実際の農作業で試して性能を確かめてみたい

・修理中の農機具の代替機として、数日だけ使用したい

・急ぎの作業があり、複数台使って一気に終わらせたい

 

農機具をレンタルするメリット

MERITと書かれた積み木

 

安く農機具を使用できる

農機具のレンタルを利用する最大のメリットは、やはり購入コストが抑えられるということが一番に挙げられます。

農機具は様々な種類の機械がありますが、新品で購入する場合「十数万円~数百万円」と非常に高価です。

その点、レンタルなら1日「数千円~数万円」ほどで利用でき、あまり使用頻度が高くない農機具ならこちらのほうがお得になります。

実際、「購入したけど数回しか使用しなかった農機具がある」という農家さんの話はよく耳にするので、こういったケースでは農機具はレンタルがオススメといえます。

 

数時間や1日単位で借りられる

基本的に、農機具は1日単位でレンタルが可能です。予約した日数以内なら時間を気にせず使用できるので、手軽に利用できます。

また、業者によっては1時間単位や半日分の料金設定があるところもあります。ちょっとした草刈りをしたい場合などでは、数時間だけ利用できるのは非常にありがたいですね。

 

農機具の保管場所がいらない

1日だけレンタルで利用するなら、農機具の保管スペースや倉庫がなくても問題ありません

特にトラクターやコンバインなどの大型の農機具を購入する場合、保管場所を考えなくてはいけませんが、その心配がいらないのはレンタルならではです。

 

メンテナンスが不要

農機具を購入した場合、所有者自身や業者に依頼して定期的なメンテナンスを行う必要がありますが、レンタルの場合では不要です。

利用時にはメンテナンス済みの農機具を使用でき、返却後はレンタル業者がメンテナンスを行うので、安心かつ手間がかかりません

 

 

農機具をレンタルするデメリット

DEMERITと書かれた積み木

 

選択できる農機具の種類はあまり多くない

基本的にレンタルできる農機具は、業者がレンタル用として所持・提供しているものの中からしか選ぶことができません

そのため、農機具の種類や数が少ない場合があり、希望の農機具が見つからないことがあります。

また、最新の農機具はレンタルできる農機具のラインナップにはなかなか並ぶことがなく、最新の機種を求めている人にはレンタルは物足りないかもしれません。

 

長期の利用は損をする

レンタルの利用料金は短期では安くてお得ですが、長期に渡って利用する場合は最終的に必ず損をするのでご注意ください

数日のレンタルなら問題ありませんが、数週間から月単位で利用するとレンタル料は新品価格を優に超えてしまいます

具体的に何日利用すると損をするかは機種や業者ごとのレンタル料金によって異なります。

レンタルを利用する前には、大体の新品価格や中古価格を調べておくと、レンタルするか購入するかお得な方を選ぶことができるはずです。

 

悪天候により農機具を使用できない可能性がある

レンタル当日に大雨が降ったなどの場合、止むまで待つことになったり、最悪使用できないまま返却時間が来てしまうことがあります。

たとえ、どんな悪天候であってもレンタル料は請求されますので、事前に予約する際には、利用日の天候が良い日を選ぶことが大切です。

しかし、当日急な悪天候に見舞われる可能性があるため、そうなった場合にはどうすることもできません。農機具は屋外で使用するものばかりなので、天候は最大の敵といえます。

対策としては、利用時間や日数は想定より少し余裕を持って予約することで、もしもの場合でも十分な作業時間を確保できる可能性が上がります。

 

農機具をレンタルする際の注意点

注意点

 

配送料が高くなる場合がある

配送距離や業者によっては、配送料のほうがレンタル料より高くなる可能性がありますので注意が必要です。

各ホームページに配送料の記載がない場合は、必ず問い合わせて確認してください。

レンタル料に加え配送料・返送料(回収料金)などを含めて、各レンタル業者を比較してみましょう。

また、ご自身で運搬が可能な場合は、直接店舗まで農機具を受取・返却することもできます(対応可能な業者のみ)

こちらなら配送料は一切かかりませんので、費用を抑えたい方は対応可能な業者を探してみましょう。

 

予約がいっぱいで借りれない場合がある

農機具によって混み合うシーズンがあるものは、注意してください。

田植機なら春、草刈機なら夏というように、予約が殺到した場合、借りたいときに借りれないということが起こってしまいます

農機具のレンタルは非常に便利なものですが、貸出の台数にも限りがありますので、予約が集中しそうな農機具や時期の場合には、早めに予約することが大切です

 

修理代を請求される場合がある

レンタル中に誤って故障させてしまった場合、修理代や弁償代を請求されることがあります

あらかじめ操作方法をしっかりと確認し大事に取り扱うことが大前提ですが、万が一がありますので、事前に故障時の対応についても確認しておきましょう

そして、農機具を受け取ったらまず傷や破損箇所がないかも確認してください(レンタル業者のスタッフと一緒に)

確認を怠ると、返却時、どのタイミングで付いたものなのか判断できなくなってしまいます。

身に覚えのない傷等でも修理代を請求される場合もありますので、レンタルする際は十分に注意が必要です。

 

 

農機具のレンタルが可能な業者をご紹介

畑を走行するトラクター

 

レンタルagriz(アグリズ)

日本全国対応の農機具の宅配レンタルサイトです。和歌山県の株式会社藤原農機が運営しています。

草刈機、刈払機、チェーンソー、ヘッジトリマー、動力噴霧機などの小型農機具を中心にレンタルを行っています。

▼会社情報

運営会社:株式会社藤原農機

所在地:和歌山県日高郡みなべ町北道150番地の2

TEL:0739-72-2022

「アグリズ」の農機具宅配レンタルサービスはコチラ

 

株式会社ナカエ

主に中古農機具の販売、レンタル、修理などを行っている滋賀県の会社です。

トラクター、耕運機、草刈機、刈払い機、チェーンソーなどがレンタル可能です。

※トラクターなどの大型農機具は発送条件が異なるため要相談。

▼会社情報

会社名:株式会社ナカエ

所在地:滋賀県近江八幡市馬淵町633-1

TEL:0748-37-0348

「株式会社ナカエ」の農機具レンタルサービスはコチラ

 

神野農機

主に新品・中古農機具の販売、買取、修理などを行っている愛媛県の会社です。

トラクター、コンバイン、田植機、耕運機、管理機、草刈機などがレンタル可能です。

▼会社情報

会社名:有限会社 神野農機

所在地:愛媛県新居浜市郷1丁目1-45

TEL:0897-33-5695

「神野農機」の農機具レンタルサービスはコチラ

 

K.H.S(ケイ・エイチ・エス)

主に中古トラクターやその他中古農機具の卸売・輸出・小売などを行っている鳥取県の会社です。

トラクター、耕運機、管理機などがレンタル可能です。

▼会社情報

会社名:株式会社KHS

所在地:鳥取県岩美郡岩美町大谷2182-436

TEL:0857-72-8310

「K.H.S」の農機具レンタルサービスはコチラ

 

瀬山農具製作所

主に農機具の販売、修理、レンタルなどを行っている埼玉県の会社です。

トラクター、運搬車、田植機、耕運機、草刈機、ドローン、バックホーなどがレンタル可能です。

▼会社情報

有限会社 瀬山農具製作所

所在地:埼玉県行田市下須戸967

"TEL:048-559-3731"

「瀬山農具製作所」の農機具レンタルサービスはコチラ

 

新菱農機株式会社

主に農機具の販売、修理、レンタルなどを行っている茨城県の会社です。

トラクター、田植機、耕運機、管理機、草刈機、野菜移植機などがレンタル可能です。

▼会社情報

有限会社 瀬山農具製作所

所在地:茨城県猿島郡境町1156-1

TEL:0280-87-0045

「新菱農機株式会社」の農機具レンタルサービスはコチラ

 

 

農機具をレンタルするその他の方法

JA(農業協同組合)

全国のJAでも農機具のレンタルサービスを行っています

ただし、レンタルは一部のJAのみで、全てのJAがレンタルに対応しているわけではありません。

また、レンタル可能な農機具はトラクター、コンバイン、田植機、耕運機などがありますが、ラインナップも各JAごとで異なりますのでご注意ください。

 

そして、もう一つ注意点となるのが、利用するJAの組合員でないとレンタルは利用できないということです。

JAでレンタルを利用するためにはいろいろと細かな条件があり、誰でもすぐにレンタルできるわけではありません。

しかし、レンタル料金は手頃な値段の場合が多いので、一度チェックしてみることをオススメします。

まずはお住まいの近くのJAに問い合わせて確認してみましょう。

 

 

まとめ

 

農機具のレンタルは短い期間での利用なら、購入するよりもコストを抑えることができるためオススメです。

ただし、配送料などの受け渡しにかかる費用が高くなる場合がありますので、利用する際にはまず近くのレンタル業者やJAから調べてみましょう。

できれば、ご自身で受け取りや返却ができるお店があれば、レンタル料のみの負担となるので非常に経済的です。

複数の業者を比較して、一番安くお得に利用できるところを探してみてください。

 

 

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この記事を書いた人

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代表取締役 道地竜史
農機具買取モノリーフ代表取締役
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